以前に有名な芸能人の方がお口の悪性腫瘍になってしまい報道されました。
今でもお元気でらっしゃいます。皆さんその当時は驚かれたのだと思います。
その際はかなりの方がお口の中を心配されて受診されました。
当院に受診された皆さん全く問題の無いものでした。
さて最近ではその様な心配をされて受診する方もかなり減りました。
ここで問題なのは、気にしていらっしゃる方が増えても減ってもその裏では同じように悪性腫瘍が出来てしまっているということです。
受診者が減ったから悪性腫瘍が減ったわけではありません。
受診者が減ることで見逃されてる数が増えている可能性がある訳です。
何かお口にできてしまった時に何処(何科)を受診すれば良いか迷ってしまいますね。
お口の周辺の出来事は迷ったら、まずは歯科医院に連絡してみてください。
一般の歯科医院の多くではもちろん腫瘍などの治療は出来ません。
しかし、一般の歯科医院でも専門病院への受診が必要であるか、それとも問題のない経過観察で良い物かを分けることが出来ます。
これをスクリーニングといいます。簡単にいえば検診です。
歯科医院でスクリーニングを受けて紹介状を書くことによってスムーズに高次医療機関を受診することが出来ます。
また紹介状が無い状態で総合病院を受診すると初診料や再診料が高くなってしまう可能性があります。詳細は以下の政府広報をご確認ください。
日本口腔外科学会からチェアサイドで行う口腔がん検診(スクリーニング)
が出ています。https://www.jsoms.or.jp/medical/wp-content/uploads/2019/07/kenshin_2019.pdf
こちらに従ってスクリーニングを一般的な歯科医院でも行うことが出来ます。
日本口腔外科学会チェアサイドで行う口腔がん検診(スクリーニング)より引用
https://www.jsoms.or.jp/medical/wp-content/uploads/2019/07/kenshin_2019.pdf
日本口腔外科学会チェアサイドで行う口腔がん検診(スクリーニング)より引用
https://www.jsoms.or.jp/medical/wp-content/uploads/2019/07/kenshin_2019.pdf
セルフチェックを行って気になった場合、そうでなくてもお口に関わる気になることは迷わず歯科医院にご相談ください。