や世界記録について書きました。
これは基本的に重量を競うものでした。
つまり70センチのスズキを釣っても60センチのスズキの方が重量が重ければ世界記録は60センチの魚になりました。
※例えです
重量に統一し計測方法などもルールで厳格にすることで公平性を保持した良い取り組みであると思います。
しかし時代の流れによって変化は必ず生じます。
魚を殺すことなく記録を狙いたいというニーズが高まってきたのです。
重量では例えば船などの足場の揺れる場所での計測は不可ですし、計測器にもルールがあります。公平性の維持には必要なことですがそうなると魚をその場で計測を行えないこともあり、キャッチ&リリースが必ず出来る訳ではありません。
また、重量を優先するという事は産卵前の抱卵した個体は種類によっては重量が一番重い時期になります。そのために産卵前の魚を狙ってしまえば魚の減少へ繋がってしまう可能性もあります。
そこで登場したのが「長さ」を競う世界記録です。
IGFAオールタックル・レングス・レコード
(リリース前提、叉長によるオールタックル世界記録)
アメリカのIGFA(本部:フロリダ)は、2011年1月よりキャッチ&リリースを前提とした長さだけの世界記録部門を新たにスタートさせました。これは、資源保全のムードが高まりつつある今日、「釣った魚を記録申請したい、でも、リリースして資源保全に貢献したい」というアングラーの要望を形にしたもの。
リリースを前提した世界記録という事ですね。
まだ始まったばかりで登録されている人も少なく世界記録が比較的容易に狙える可能性もあります。
少し注意事項もあります。まだ登録を受け付けている魚種が少ないために必ずそのリストを確認してからではないと釣った魚が対象外である可能性もあります。
またまだ誰も登録していない魚種であっても申請できる最小サイズが決まっています。
さらに専用の計測スケールを使用しなくてはならないためJGFAの事務局で購入する必要があります。
細かいルールや申請方法や魚種、リミットなどは上記のリンクから確認してください。
記録が受理されると認定証がもらえます。狙ってみては?