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低コストと危機的状況

間は何かしらの危機に陥るとコストを減らそうとすると感じています。

不況であればなるべくお金を使わない!というような…。

 

さて医療においても同じ傾向があるように思えます。
金銭的なコストは今回は除きます。

 

人間の思考も追い込まれると低コストになりやすいのではないか?ということです。

 

危機的状況になれば考えも出来るだけシンプルに、出来るだけリスクを少なく、出来るだけ労力を減らして。

 

となると何がおきるのか?
それは『断言』をされている情報を好んでしまう事では無いでしょうか?

 

『これをすれば大丈夫!』

 

『これを飲めば大丈夫!』

 

『この治療なら大丈夫!
 
『ここに行けば大丈夫!』

『医療は受けない方が良い!』

『コロナはとても危険!何もできない!』

『コロナはただの風邪!自粛は必要ない!』
 
他にもありますがとても魅力的な言葉です。
 
しかし以前エビデンスに関する記事でも書きましたが医療や健康には絶対はありません。
 
そして、医療、科学に忠実に真摯に向き合うほど断言は難しくなります。
 
病などで追い込まれていればいるほど不安も大きくなり『断言』に安心感が持てます。

 

『断言』を使わないドクターには不安を覚えてしまうかもしれません。



もちろん医療は『安心』を取り戻す役目もあります。
しかし、『断言』には注意が必要な場合もあります。

 

ご自身の身体を大切にしていただくためには情報の吟味は非常に大切になります。今現在『特別な治療』は多くはありません。
主治医とじっくりとお話をして納得のいく医療を受けましょう。