で歯磨きを頑張っても虫歯を予防が出来ない可能性がありますと書きました。
簡単に書きますとお口の中にいる細菌が飲食に含まれる糖質を取り入れ、酸をつくり、酸が歯を溶かします。
その際唾液が出て来ますが、唾液が酸を薄め、唾液の中のリン酸カルシウムが溶けた歯を埋めます。
歯が溶けても唾液が酸を薄めて溶けた所を埋めてくれる。
そのため飲食をしても虫歯にならなかったりします。
しかしこのバランスが崩れ溶ける方が多くなると虫歯として穴が残ります。
磨くことにより細菌がいなくなれば良いのですが細菌は多少の増減はしますがいなくなる事はありません。
虫歯が出来易い、出来にくいは複雑な要因により決まるので今回は割愛いたします。
虫歯を予防する方法はに書きましたのでご参照ください。
さて場所柄スポーツをされている方が多いと思います。
スポーツはカロリー水分消費を補うためにスポーツ飲料を頻繁にとります。
これらには糖質が含まれます。
頻繁に糖質が口に供給され歯が溶けます。
さらに運動中は唾液が出にくくなるために酸を薄めたり、溶けた歯を埋める作用が少なくなります。
そのためスポーツ選手は虫歯が多いと言われています。
当院では一人一人の生活やバックグラウンドを考慮した上で虫歯予防をアドバイスさせて頂いています。歯が虫歯になればしっかりとかみ合わせる事が出来ません。
歯の噛み合わせはスポーツにも影響がある？！と耳にされる事もあると思います。この件はまた別の機会でお話をします。
