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水温変化と濁りの関係?

海の釣りをしていると水温の変化と濁りが気になりますね。

魚種によって低水温が良かったり高水温が良かったり。
さらには濁りが良かったり、澄潮が良かったりと。

 

休日に釣りを予定していると数日前から天候と共に気になりますね。

 

完璧な予測は無理ですがある程度参考に出来る物があります。

 

それは「風」です。

 

海水温は水深が深くなるほど低くなります。



等の表示は表層温度を示しています。

 

風が強く吹くと表層の海水は流されます。
しかし、風と同じ方向には動きません。北半球では自転によりコリオリの力(北半球では台風が反時計回りになる力)の影響を受けて風の進行方向右斜め45度方向に海水が動きます。(概ねです)

 

外房では南西風が強く吹くと表層の海面は東に動きます。ところが西に陸地があるので表層の海面だけが移動するということは不可能になります。そのため底の低い温度の海水が巻き上がります。一緒に底にある堆積物も巻き上げるために濁りが出るようです。

 

南西風が強く吹くと外房では水温が下がり濁りが入る事が多い

 

詳細は割愛しますが

 

北東風が強く吹くと沖の黒潮が近づき水温が上がり澄潮になりやすいと言うことです。

 

魚は魚種によって適水温の幅がありその範囲を移動します。適水温が移動すれば一緒に動きます。移動をあまりしない魚は適水温を外れると活性が下がる傾向にあります。  



海水温や濁りは他にも複雑な要素が絡みますので必ず上記のようになるとは言えませんがある程度参考にはなります。
自分の狙っている魚の特徴を調べると狙いもしぼりやすくなるかもしれません。